その転職大丈夫?自由に憧れてフリーランスの世界に入ったミドルの話

フリーランスってどこか自由で気楽なイメージを持ちませんか?
毎年多くの若者がフリーランスやアフィリエイター・ブロガーに憧れてこの世界に入ってきますが、ほとんどが長く続きませんね。
私自身40代でリストラされて自営業者になりましたが、超厳しいですよ?この世界。
好きな事やっているだけで稼げる、そんな幻想は捨てたほうがいい。
同僚たちが次々転職し成功!自分も続こうと考えた
37歳男、現在はフリーランスのSEで以前は社内SEを担当してました。
私の転職経験は1回で現職に勤めています。
私が転職を考えたのは、同僚で8年目を超えたあたりから転職する人が増えて、みんながみんな転職して良かったと言っていたので羨ましく思ったのが動機。
また、会社の人事制度が大きく変わり、60歳定年だったのが早期退職制度により45歳定年に変更。
しかも、仕事をバリバリこなしていた先輩が多数辞めてしまい、このままこの職場にいても間違いなく早期退職の対象になると考えたからです。
今までは全社のグループ会社の社内システムの運用・保守をしていましたので、いっその事SEのスキルを活かしてフリーランスになろうとまで思っていました。
私がお世話になった転職の手段は、初めはインターネットで検索し、ワークポートやリクルートエージェントといった大手のエージェントに登録。
しかし、案件の内容をよく読むと派遣社員の登用期間が長い事や、正社員になるには資格が必要であり条件が厳しく思えましたね。
それから、フリーランスだと、案件によっては高収入が見込めるとの事で様々なフリーランス専門のエージェントと相談し、新しいフリーランス先に決まったエージェントはTech Fleeranceさん。
転職エージェントにエントリーする際は、履歴書と職務経歴書を作成します。
新卒で就活した時は履歴書を買ってきて、手書き書いたらで間違えまくって都度作り直しと超絶ストレス。
でも、今の時代は、PCでインターネットからフォームをダウンロードし作成できるので非常に楽ですね。
フリーランスのSEだと、スキルシートも別途作成しました。
転職して年収や福利厚生が下がらないか心配だった
転職活動において心配だった事は、一番は自分を受け入れてくれる会社があるかどうか。
過去に面接をした会社では条件で年齢制限ではねられ行きたくても「年齢が20代や新卒ならいいんだけどね」とあからさまに言われてしまった事もあります。
そこは求人票やエージェントとよく相談しましょう。
次に不安な所は、皆さんも気になる給料が今より低くならないかって心配事です。
これは、2019年現在の転職市場であれば、30代はまだまだ売り手市場であると聞き安心できました。
前職で培った知識やスキルがあり、即戦力になれるようであれば給料は転職により比較的あげられる希望が叶いやすいはずです。
しかし、特別なスキルを持っていない私達はどうすればいいのでしょうか?
転職時の給与は、エージェントとの面接で希望の給与額を聞かれ、内定が出てから再び聞かれますがその時の交渉次第でかなり変動します。
また、20代だけではなく30代で転職して年収アップをした人は50%以上と言う調査結果もあります。
年収をさらに上げたい理由で転職を狙えばかなりの確率で成功するのではないでしょうか?
実際、私はフリーランスの道に進みましたが、税金を引かれた手取りの給料は前職よりもかなり高くなりました。
残業時間や拘束時間が長すぎて転職にすすむ場合は、エージェントまたはその会社の面接時に軽く希望を伝えてみましょう。
よほど無理な要望出ない限り聞いてくれると思います。
また、人間関係が嫌で転職する場合はかなり不安ですよね?
これは個人のコミュ二ケーション能力次第なので、精神論になってしまいますが仕事を真剣に覚える気があれば、悪い方向に進むことはないと確信しています。
失業中は世間と接点が薄く身だしなみもサボりがち
転職活動において苦労した所は、久しぶりに履歴書と職務経歴書を書き自己アピールが思いつかなかったことですね。
私は当初、今までの経験ばかりを書き綴っていました。
そんな一方的な自己アピールをキャリアコンサルタントに見せた所、志望する仕事には具体的になにをして来ましたか?と聞かれ履歴書の内容を細かく修正される始末。
ちょっと腹が立ちまいたが、自己アピールでは強調したい次の仕事でやりたい強みを書く方がいいですね。
なぜなら、転職理由が曖昧だと、なおさら次の会社に受かる事が難しいので、エージェントとも相談し合格しやすい自己アピールを目指しましょう。
また、面接や履歴書に書く時は、現職で困った事を書く事もいいのですが、面接で前職の不満をあらわにしすぎると面接官に敬遠される事もあります。
悪口や愚痴を言うだけで打開策をもたない、行動しないタイプと思われないよう現状の不安はこうだけど、御社ならこの不満は改善できそうと希望を含めて面接官に伝えましょう。
また、退職してから日が経っていると、家の中にこもる事が多くなり男性は特に身だしなみのケアをさぼりがちになってしまいます。
私も、失業保険をもらう間家にこもる事が多くなり、イザ転職活動を始めようとした時に、伸ばした髭を剃ったり髪型を整えに理容室に行きましたが、正直な所面倒でしたね。
一時期干物女子という言葉が流行りましたが、皆さんも気をつけましょう。
また、転職活動で内定が決まったら当然環境が変わるわけですから、人によっては今住んでいる地域から職場近くへ引っ越す必要があります。
そのためには、引っ越しや手続きのプライベートな所が私にとって苦労した所でしたね。
誰に何を言われても自分を信じれば年収は上がる
30代で転職活動をする事は、一般的にはどう映るのでしょうか?
もう遅いとも言われる事もあればまだ大丈夫と言われる事もあります。
その言葉は、実際に転職をしたかどうかで説得力が変わってきますが、皆さんはいかがでしょうか?
私が実際に転職活動をした時は、どちらの言葉も聞きましたがその中で印象的であった言葉があります。
転職した先輩から、「30代は今までの経験があるので新卒でも需要が多い」と聞きました。
アルバイトや正社員の職種を問わず、30代前半でも後半でも需要が多いから焦って希望に合わない職種にいく必要は全くありません。
それに、新卒の就職活動では周囲の同級生と常にどこの企業に入ったとか、就職がうまくいかずに他人と比較してしまう事が多かったなぁ。
でも今度の転職は、基本的には何をするにもたった一人なので他人と比較する事はありません。
今の私は給与面で、前職よりも多い収入をもらえている事が何よりも嬉しいですね。
高い収入をもらえれば、必然的に仕事にも力が入ります。
仕事のやりがいと言えば、接客業であれば相手の嬉しい顔を見られる事や感謝などありますが、私のようなエンジニアであれば、作業時間に対する対価をより貰える事が大きなやりがい。
ただ、与えられた仕事はただ長くやるのではなく定時内で終わるように進めましょう。
転職して良かった事は、仕事への取り組み方や仕事への考え方が変わって仕事をすることが楽しくなったことですね。
前職は、ただ言われたことを日々こなしていた感じなのに、給料や残業の文句を言う事が多かった私です。
今は全てにおいて責任感を感じるため、やりがいがある毎日を送っています。
皆さんの転職活動がうまくいく事を祈っています。
自由に憧れてフリーランスの世界に入ったミドル
最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。
- 同期たちが次々と転職を成功させる中自分の続かなければと思った
- 条件は悪いものの人間関係が良く後ろめたさを感じる
- 失業中は世間との接点が薄くなり身だしなみもサボりがち
- 誰に何を言われても自分を信じていけば必ず年収は上がるもの
彼は幸運にも年収も福利厚生も上がりましたが、皆がみんなラッキーボーイになれるわけではありません。
フリーランスに転職の際は、慎重に慎重を重ねてくださいね。
【関連記事】
中高年の転職は厳しいのか?